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膣内に入れる指は一本が正しいのか二本がいいのか、はたまた三本か? 膣内に入れる指は一本が正しいのか二本がいいのか、はたまた三本か?官能小説家・大泉りかが読み解く「セックスのマニュアル本」【連載『セックスの教科書が教えてくれたこと』】

大泉りか 連載
『セックスの教科書が教えてくれたこと』

第6回 女医が教える本当に気持ちのいいセックス 後編

書店に行けばひとつのコーナーが設けられるほどに数多く出版されている、セックスハウツー本。
一躍ブームとなるもの、あっという間に棚から消えて、ひっそりと忘れ去られていくもの、人々に与えた影響の多寡はあれど、どんな本にも、著者のセックスに関する哲学や、実践や研究から見出したテクニックが込められているはず……。

官能小説家の大泉りかが、これまでに発売されてきたセックスハウツー本の中から一冊を取り上げて、セックスの真理に迫ります!

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産婦人科医で、セックスそのものやセックスレス、性犯罪など全てのセクシャルヘルスに関わる専門家の団体「日本性科学会」の会員でもあり、“性科学(セクシャルサイエンス)”の国際学会にも出席するなど意欲的に活動をされている宋美玄氏。

 

氏による性科学に基づいたセックスハウツー書が『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(著:宋美玄 ブックマン社 2010年5月発売 1429円+税)です。
男性と女性のそれぞれの“オーガズム”の特徴をご紹介した前半に引き続き、後半は宋美玄が提唱する「気持ちのいいセックス」のためのテクニックをご紹介します!


https://www.dmm.com/mono/book/-/detail/=/cid=bkt32426377/

 

『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』の第一章、『オーガズムって何?』は前回ご紹介した通りですが、続く第二章は『感じるところ、感じにくいところ』とし、人体の性感帯の説明が記されています。

第三章の『セックスを始める前に……』はセックスの雰囲気作りや性感染症、望まない妊娠を防ぐための方法の紹介という構成です。

 

セックスをする前に、まずは異性の身体やセックスに伴うリスクや、それを防ぐ方法を学ぶことって本来はとても大切なことです。けれど残念なことに学校でも詳しくは教えてくれないし、大人になってからも自分から学ぼうと思わなければ、なかなか情報が得られない状況にあります。
セックスと性教育は切り離せないのに、なぜだかバラバラになっている現状において、きちんと章を割いているのはさすがです。
さらには著者が女性医師ということで、いわゆる「女性を分かったつもりの、男性の勘違い」が一切ありません。女性の身体がどうなっていて、セックスに何を期待し何に幻滅するか、まずはおさらいのつもりで絶対にご一読いただきたいのがこの第三章です。

 

 

そして第四章からはいよいよ実践編がスタート。

『乳房』『クリトリス』『膣』『男性への愛撫』『挿入』段階を追って具体的なテクニックを紹介していますが、医学的知識がベースにあるため抜群の信頼感があります。

 

異性の身体に触れるセックスには多くの疑問が付きまとうことと思います。
例えば、膣内に入れる指は一本が正しいのか二本がいいのか、はたまた三本か。さすがに拳を入れろ、という指南書はないと思いますが、当書ではいかに。

 

きき手の中指一本――これさえあれば膣内で彼女が感じる部分をすべて愛撫できます。挿入する指の数が多いほど女性が悦ぶという考え方は、間違い! 同じく指をペニスのように激しく出し入れするのも、アダルト作品に影響を受けすぎた的外れな行為でしかありません。というのも、膣内で快感を覚えるのはGスポットとポルチオの二カ所のみ。それ以外の場所に刺激を与えようとするのは、はっきりいって無駄な行為です。徒労に終わるだけならまだしも、彼女が痛い思いをする可能性も十分あります。Gスポットは膣口から入って4~5cmほどの、お腹側に位置しています。直径1cmほどのごく狭いエリアなので、中指が1本あれば確実に愛撫できますし、激しいピストンはまったく持って不要です。(中略)一方のポルチオは、膣の一番奥、子宮の入口にあります。日本の成人女性の膣の長さは平均8cm前後といわれていますから、ここで男性の中指が届かないという心配はありません。
(『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』P.116,L5 – P117,L13)

 

一本である理由、そしてそれが中指である必要性がしっかりと記されています。
ここまではっきりと一本でいい根拠を記されたら、そのまま実行すればいいって納得できますよね。

 

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